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スケッチ鑑賞

見ることは、作ること

作品をよく見て、気になるところを描いてゆきます。うまく描くことが目的ではありません。ただ、あなたが見ているように、鉛筆の先と目線の先がつながっているような感覚で描いて下さい。「自分が何を見ているのか」が、言葉で表せない形を持って立ち上がってくることを楽しむ鑑賞です。

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人数:

4人~(ペア)

プレイ時間:

150分~

対象プレイヤー:

一般

実績:

​取手アートプロジェクトにて実施

※ オンライン・リモート対応可

ルール解説

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後半は作品から飛び立ち、自分の鑑賞視点を表現として自立させてゆきます。「想像スケッチ」として、「作品からあなたが想像した、作品に描かれているもの以外」について、スケッチを数枚制作をしてもらいます。

 

作品に描かれているもの以外を描く?と、少し戸惑うかもしれませんが、いままでのスケッチやペアとの対話の中で、すでに「作品に描かれているもの以外」について、想像が始まっているはずです。「作品の背景」「状況」「テーマ」「物語」など、作品に直接現れていない、「あなたの解釈」を絵にしてゆきます。

 

最終課題として、今まで描いてきた全てのスケッチを構成した「作品」を制作してもらいます。その後、数名で小さな鑑賞会を開いて互いの作品を見あいながら、その解釈について話し合い、プログラムは終了です。

 

最初は鑑賞者であったはずの参加者は。プログラムの中で徐々に表現者に変化してゆき、「作者の視点」をイメージする事ができるようになります、また、他者の鑑賞視点への興味も高まってゆき、「鑑賞(視点)の鑑賞」という、鑑賞をより楽しむための、メタな鑑賞領域にも触れることができます。

鑑賞者には作品を見ながら、まず短時間で3枚のスケッチを描いてもらいます。絵を完成させることや、うまく描くことが目的ではありません。気になった部分をただ見たようにあなたなりに写すだけです。「描く」という作業が入ることで、人はより対象を見ようとし、また、現れた形によって、自分が何を見ようとしていたのかを自分自身で確認することができるようになります。

絵ができたら、ペアと見せあいながら、自分が何を見ようとしたのかを言葉にして、思考の整理をします。また、自分が絵を描いたことで、相手の表現にも興味が自然と湧いてくるので、互いに質問をしあいながら、様々な視点があることを発見します。

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