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19.1.20 喜多方校 2限目

取手校に続いて、2回目の「さんぽ鑑賞」実施になったのは、喜多方校でした。

取手校の様子


今回も前回と同じくこの作品を用いての鑑賞となります。

参加者は6名。

少人数なので、前回よりもう少し細やかにみなさんをフォローしながらの実施になりました。

前回と同じく、作品に一礼してから、鑑賞を始めます。


この前は、絵画の上を歩く「さんぽ鑑賞」と言いつつも、

なかなか絵の上に上がり始める人が出てこなかったので、

今回はまずみんなで絵を踏んでみるところから始めてみました。



作品と思わず、これは複製品のシートだから遠慮せずに歩く。

ということを体感してから、鑑賞を始めます。

あと、最初の5分間はシートから出ないように指示を出してみました。

いい感じの滑り出しです。

こうして鑑賞することで、細部がよく見えるだけでなく、

通常の位置ではみることのない、いろんな位置から鑑賞ができます。


ここから、みるー考えるー問いを立てる・・・と、

前回同様、鑑賞時に頭の中で行なっている作業を、

細かく分割させながらプログラムを進めてゆきます。

30分ほど、鑑賞と思考を続けた後、

ペアになって、ここまでの鑑賞を振り返り、内容をシェアします。

ここの会話がとてもいいんですよね。(録音採取しています)


鑑賞の中でのいろんな迷いや、発見、疑問などが、みなさんの口から出てくるのですが、

言葉に気持ちが入っていて、とても惹きつけられます。

展覧会場で流してもいいくらい。。。

ここまで約1時間。プログラムは折り返し。

一旦の小休止をむかえます。

後半は、作品や作家に関する様々な資料を設置し、

自由に手に取ってもらいながら、自身の設定した「問い」に向き合ってもらいます。

ネット検索も可能です。

そして、ここで最終課題。

前回は、これまでの鑑賞の内容をテーマに、今後同じ体験をする他者に向けての

「俳句(自由律・川柳可)」を制作しましたが、

ちょっと「俳句」という形式に引っ張られ過ぎてしまう作品が多かったので、

今回は「3つの言葉や短文で構成された、およそ15〜20文字の文」という、

すこし縛りを変えてみました。


今回の出来上がった作品はこちら。

(1人1作以上作る方もいました)


・直観 日々の糧 聖なるかな


・天地と意味 うたがいつつも 自分を信じる


・モヤモヤ ムカムカモヤモヤ アッ!

・この時の 作者の気持ちを 答えなさい


・同じもの 人がかわれば 違うモノ


・正面から見る絵 踏んでみる絵 印象違う

・女性だけでなく 光の加減 絵の構図


・疑問は自分の心を浮き彫りにする

・引き算の美学で日常に神秘を与える


発見した作品の解釈や、自分自身の視点の転換、

特に相手と話す中で気づいた発見などが読み込まれたことが特徴的でした。


鑑賞を借り物の体験ではなく、

自分のものにして持って帰ってもらえそうな感覚を感じました。

また、前回と異なり、今回は最後にまた先ほどのパートナーと

プログラムの最後にも、行った調査と制作について話をしてもらいました。

身振り手振りが増えたり、笑顔や大きな声も多くなり、

中盤に行った対話よりもまた一層豊かなコミュニケーションになっているようでした。


ノートや対話音源など、今回の実験ではさまざまなデータを採取しているので、

これからゆっくり分析を行い、みなさんの頭の中で、どんなことが起こっていたのか、

じっくりと探っていきたいと思います。


参加された皆様、お疲れ様でした!


鑑賞内容をもう少し知りたい方はこちら