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2019.8.10-12 取手校修学旅行

最終更新: 2019年9月12日

知ったか大学では、これまで「沈黙と対話」ツアー

「川村記念美術館 鑑賞ツアー」など、

教室を飛び出しての企画をいくつか行ってきましたが、

今回はついに2泊3日の修学旅行を決行しました!


目的地は新潟十日町。

学長の活動にもゆかりがあり、

また、知ったか大学発祥の地でもあります。


参加者は取手校地のゼミ生から5名+子供1名。

8月某日、まずはお昼に「光の館」に集合。




ここで約1時間、おのおの好きに過ごしてもらいながら作品を体感してもらいます。



学長が去年作ったフリーペーパーの記事にもありますが、

ここのオススメは、建物や環境、またそれが作り出す現象もさることながら、

案内してくれる管理人さんの「おはなし」です。

訪れた人の様子に丁寧に配慮しながら、必要な時にそっと言葉を添えてくれるような

おはなしがとても心地よいです。



フリーペーパーで取材した管理人さんは退職され、

今回であったのは代替わりした管理人さん。

また先代とは違うおはなしの仕方や言葉の響きを、新鮮に趣深く感じました。

そんな言葉を聞きながら、皆さんには

建物を巡ったりくつろいだりして過ごしてもらいました。




光の館の後は、少し早いですが越後妻有里山現代美術館キナーレ の中にある、

明石の湯」で汗を流してもらいます。


市街地の宿にチェックインしたのち、

シェアオフィス&アーティストインレジデンスでもある「アスト」へ向かい


アストに向かう途中出会った、消雪パイプの噴水

知ったか大 十日町校の有志と合同ゼミを開催しました。




前回はネット通話での合同ゼミでしたが、

今回はご馳走を囲み、膝を突き合わせてのゼミになりました。



ゼミの議題は、「2018年芸術祭、私のオススメ」

地元のゼミ生はもちろん、取手からも芸術祭を見に行ったゼミ生がいたので、

お互い心に残った作品を紹介し合いました。



印象的だったのは、

会場が広大な芸術祭なので、なんとなく見たものをうろ覚え状態になってしまっても、

十日町の人が何人か集まれば、

情報を補完しあってすぐ答えが出てくる現象が何回も起きた事。


「あれは・・どこだっけ?」

「あ、それは、あこの・・」

「そうそう!この作品の近くだっけかな」

・・というような具合に、

複数の検索エンジンが連動して解を出してゆくような心地よさがありました。


また、紹介された作品の中で、個人的には芸術祭のオープニングコンサート

小林武史:交響組曲『 円奏の彼方(Beyond The Circle) 』が心に残りました。

市民も参加したこんなイベントが行われていたとはつゆ知らず・・・

こちらのサイトから実質無料で視聴できるそうです。

https://www.up-now.jp/articles/id/73636


21時ごろに中締めしたはずなのですが、

地元の方からの芸術祭のお話、十日町についてのお話は止むことはなく、

日付が変わってもまだゼミが終わらないほどでした。

深夜1時ごろに最終組は宿に帰って就寝。


宿の朝ごはん

次の日は7時ごろに朝ごはんを食べ、

11時前に「産土の家」集合ということで、それまでの時間は自由行動としました。


みなさん車で来たので、産土へ行くついでに

親水公園や、みしゃぐちなど、下条周辺の作品を見るチームもいれば、

早朝に早起きして信濃川沿いの作品を歩いて見にいく強者もいました。


みしゃぐち

一方学長は、深夜の日本酒がかなり残っていて、

チェックアウトギリギリまで宿で横になっていたそうです。。。



11時前に「産土の家」に到着し、まずは邸内を散策。







そして、こちらのランチを堪能しました。


綺麗だったナスの「あお色」

リンク先では妻有ポーク推しですが、

注文は全員、野菜天ぷらのセットでした。

前日の食事から、十日町野菜のおいしさをひしひし感じていたからかもしれません。。。


一服して、次の集合は15時に

明後日新聞社やゴロゴロがある莇平(あざみひら)に設定されました。




それまでの道中はまた自由散策。

農舞台などに寄る人が多かったでしょうか??


そして15時。

あざみひら。



夏の日差しの中、参加者をまちうけていたのは、

演劇ユニット「山山山(さんざん)」の3人。


「さんざん」が あらわれた!

10年近くこの集落で、

毎年夏の演劇祭を行なっているこの3人に、

今回は「土地の気持ちになってみる」という身体ワークショップを開催してもらいました。


企画書より:

土地のことをより深く感じるために、その土地の気持ちを考えてみよう

感じたことを深めたり伝えるために気持ちを表現してみよう

他の人が感じたことを表現を通じて共有してみよう


セミ、朝顔など、「あざみひら」という土地を構成する様々な要素に自分の体を変化させ、

その気持ちや、独白、動きを想像して表現していきます。


セミの気持ちになる一同

それぞれが土地の気持ちになってみる様子

中盤では、集落の散策も行い、

生活道路や、神社などを巡りました。


神社の裏道


集落の方に呼び止められ、作業を見せてもらう一同

綺麗な木目を見せてもらいました。

集落を一周したら、最終セッション。

それぞれの感じて来たことや、互いの表現を互いにやってみたりしながら、

最後はランウェイのように、一斉に進みながら公演をおこないました。

(下の画像はスライドショーになっています。画面の「>」をクリック!)


それぞれ、自身が考えたセリフを言いながらだったりするのですが、

それ以上に、言葉を使わない身体のやり取りの中で、

互いの身体を感じながら、全体で一連の動きが出来上がってゆくのを

見ていて気持ちよく感じました。


ワークショップはこれにて終了。


汗をかいた後はこの日も温泉へ。

夜は学長の手作りカレーを夕食に、あざみひら 想像する家にて就寝。


次の日の朝は、6時に起床。

朝しか見れない明後日朝顔の花を鑑賞しながら、

朝顔の手入れをしてもらいました。


朝食の後、

ゴロゴロの制作も少し手伝ってもらいつつ、

2つの半球を合わせる工程を手伝ってもらいました。

最終日の行程に出立してもらいました。


と行っても、ここも自由行動。

13時に昼食を食べる小嶋屋さん集合に設定しました。






最後の教室や、キナーレ 、

合同ゼミで十日町ゼミ生に紹介してもらった作品などを

巡って来てもらったようです。


そして最後はお蕎麦で締め。

2泊3日の行程を終え、

ゼミ生は取手の帰路へとつきました。


記事で振り返ると、食べ物の写真がやたら多く

これを見ていると、おいしい旅だったのだなぁ。。。と思い返しますが、

この旅行は観光旅行ではありません。


あくまでも知ったか大学の「修学旅行」。

「学びを修める」工程ももちろん用意してありました。


実は取手ゼミ生には、全行程を通して、以下のような課題が通達されていました。


課題:

旅行の中で体験する全ての物事について、

『「アート」と「アートではないもの」、

また「そのどちらでもないもの」があるとすれば』

というテーマをもって体験し、それを言葉にすることを意識してください。

旅行後、このテーマをタイトルにしたレポートを提出すること。


旅行中、自由行動がやたらあったのは、

この課題に各々の嗅覚と観点で取り組んで欲しかったからでした。


ということで、そろそろレポートが上がってきそうな近々、

このブログで参加ゼミ生のレポートを紹介したいと思います。

それぞれがそれぞれの行程で何を感じ、考えたのか。。

楽しみですね。


お楽しみに!