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2018年より、美術館・企業・教育機関などで、独自の鑑賞プログラムを開発、実施しています。

アートに出会うことをきっかけに、鑑賞者がより豊かになるためのアプローチを試みています。

​鑑賞のキーワード

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「鑑賞はすでに完成している」

これまで数多くの方に鑑賞体験について聞き取りを行って来ました。その中で、年齢・鑑賞経験を問わず、誰もが独自で豊かな鑑賞を行っていることを発見する一方で、鑑賞者本人が自身の鑑賞体験を不必要に他人と比較し、「私の感じていることなんて・・」と実際には感じていることを「無かったこと」にしてしまう状況にも多く出会いました。そこで、全ての人の「鑑賞はすでに完成している(すでに100点である)」を前提に、それぞれの感じたことや鑑賞態度をすべて受け入れ、祝福するところから鑑賞を始めるようにしています。

「鑑賞の鑑賞」

「自身の鑑賞視点を見つめ直す」または「身近な他者が鑑賞で何を感じるのかを見つめる」という、鑑賞行為の鑑賞=メタな鑑賞視点を持って鑑賞を行うことを推奨しています。鑑賞の対象になるアート自体よりも、自分自身、家族、友人、同僚などがアートから何を感じているのか?に興味を持つ人が多いので、アートや鑑賞をきっかけに、自身や他者がどんなことを考えるのかを楽しめるアプローチを提案しています。鑑賞によって、作品やアートよりも、自身や他者の解像度を上げることを重視しています。

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「思い出したことを話す」

「鑑賞して対話してください・感じたことを話してください」と促すだけで、鑑賞者の発話は自然と固くなり、意味や価値のあることを言わなければと、内容も限定されがちです。もっと多様で、広がりや意図しない出会いを生み出すセッションにするために、「鑑賞して思い出したことを話してください。鑑賞作品やアートに全く関連のないことでも構いません」というところから、話し合いを始めます。「この作品を見ながら、なぜ私はこんなことを話しているんだろう?(聞いているんだろう?)」という感覚が、豊かな鑑賞体験に取って非常に重要です。

​現場に応じたプログラム

美術館

​教育普及・イベント・アウトリーチ活動、ボランティア研修としての、美術鑑賞プログラムを請け負います。それぞれの館や展示に即した内容をご提案します。

​実績:

宇都宮美術館・一宮市三岸節子記念美術館・平塚市美術館・北九州市美術館・十和田市現代美術館・高松市美術館・長野県北野美術館・諸橋近代美術館

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企業

​企業研修として、鑑賞や制作実践を踏まえたプログラムを実施しています。コミュニケーション・アウトフレーム・抽象的思考など、ニーズに応じた内容​を提供しています。

​参照:ART・ACT(アート・アクト)

​実績:

ダイキン工業株式会社・日本たばこ産業株式会社・帝人株式会社・株式会社SIGNING・全日空商事株式会社

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教育機関

小中高・大学まで授業課題に合わせた鑑賞プログラムを実施します。社会科など、美術以外の教科と組み合わせた内容や、ワークショップを通じた創造性に関する実習、幼稚園保育園の先生に向けた研修なども行っています。

実績:

東京大学大学院教育学研究科・神戸大学大学院人間発達環境学研究科・東京大学教育学部付属中等教育学校・慶應義塾大学・取手西小学校

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実績

美術館など

  • 2018  宇都宮美術館 鑑賞プログラム「饒舌な常設」企画

  • 2018  一宮市三岸節子記念美術館 鑑賞プログラム『佐藤悠の「はなし」「つたえる」美術館』

  • 2018  平塚市美術館 美術鑑賞ボランティアスタッフ 研修会

  • 2018  北九州市立美術館 美術ボランティア 研修会

  • 2018  札幌芸術文化交流センター アートコミュニケーター 講座

  • 2020 十和田市現代美術館 幼児保育研修として鑑賞プログラムを実施

  • 2021 高松市美術館 中学生に向けたオンライン鑑賞プログラムの企画制作

  • 2023 長野県 北野美術館にて鑑賞プログラムを実施

  • 2024 長野県 北野美術館にて鑑賞プログラムを実施

  • 2025 長野県 北野美術館にて鑑賞プログラムを実施

  • 2025 諸橋近代美術館 「ととのう展」にて鑑賞プログラム監修、オーディオガイド音声・ツアープログラム担当

  • 2025  宇都宮美術館 美術講座にて登壇

教育関連:

  • 2022 東京大学教育学部附属中等教育学校 鑑賞WSを実施

  • 2022 神戸大学 国際人間科学部 アートコミュニケーションプログラム オンライン講義開催

  • 2023 神戸大学 国際人間科学部 アートコミュニケーションプログラム オンライン講義開催

  • 2023 東京大学教育学部附属中等教育学校 鑑賞WSを実施

  • 2024 慶應義塾大学 3週連続で鑑賞WSを実施

  • 2024 和光大学 現代人間学部 心理教育学科 講義開催

  • 2024 聖心女子大学  3週連続で鑑賞WSを実施

  • 2024 取手市立取手西小学校の5年生に鑑賞の授業を実施(計5回)

  • 2024 東京大学 WSを実施

  • 2025 東京大学 非常勤講師就任 

  • 2025 慶應義塾大学 5週連続で鑑賞WSを実施​
     

企業:

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掲載、出演 

  • 2023 月刊「先端教育」2023年5月号 インタビュー記事掲載

  • 2023 あいり出版「触発するアートコミュニケーション」コラム・鑑賞プログラム掲載

最近の実践

*月に一度鑑賞会(オンライン可)を行っています

鑑賞に関するNOTE

© 2025 by 佐藤悠

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